若気の至り

若気の至りなら何を書いてもいいのかといえばそんなこともない

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雷様

非連続ブログ小説『ひまつぶし』第14回

(過去の『ひまつぶし』 第7回 第11回




男は驚いていた。そりゃもう驚いていた。

まさか本当におへそを取られるなんて。




つづく

「嘘と真の間」第20話

やらなければいけないことはまだ残っている……


しかし、久仁夫はそれをほったらかしたまま、今はなぜかブログを書いていた。それが余裕のあらわれなのか現実逃避なのかはわからない。ただ一つ言えることは、期限は確実に迫っているということだ。


部屋の掃除をし、ブログの過去の恥ずかしい記事をいくつかお蔵入りにし終えて、彼は今ブログを書いている。彼がこの後何をするのかは誰にもわからない。


やらなければいけないことは、まだ残っているのだ……



つづく

「ひまつぶし」第11回

新堂の名前は元信。「もとのぶ」と読む。
しかしこの名前を初見で「もとのぶ」と読む人は意外なほど少ない。「げんしん」と読む人のなんと多いことか。
そして新堂が対峙しているこの人物も、今まさに履歴書の名前欄を読まんとしているのだ。

「えーっと、新堂……」

(そらみたことか)
と新堂は思った。昨日やっとの思いでかけた電話でちゃんと「しんどうもとのぶ」と名乗ったにもかかわらずだ。どうせこの人も「げんしん」と読むんだろう。その瞬間から、俺のここでのあだ名は「げんしん」になるのだ。まあいい、いつものことだ。とっくに慣れている。


「新堂……がんしん」


(なにっ!?)


つづく

連続ブログ小説「ひまつぶし」第7回

(眠いな……)

もう11時だというのに、新堂はまだ布団の中で惰眠をむさぼっていた。

(今日は大学何限からだったかな……)

馬鹿げてる。全く馬鹿げていた。これから大学へ行っていたら何時になると思っているのだ。いや、そもそも行く気などさらさらないくせにこんなことを考えている自分が一番馬鹿げている。


何より馬鹿げているのは夜の11時まで寝てしまった彼自身なのだが、カーテンを閉めている彼がそのことに気付くのはまだ先のこととなる……



つづく

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